Oko diary

雑記ブログです。日々思ったことを書いてます。音楽、映画、読書なんでも好きです。

人生のどん底にいたときのコーラの味

うつ病の男性のイラスト

4年前、私はこれくらいの時期に休職をしていた。

毎日焦燥感と慢性的な倦怠感で心はもみくちゃにされ、体は思うように動かない。

寝ても寝ても眠たりないし好きだったゲームや歌をうたっても何も楽しくない。

ひたすらyoutubeを見ては寝て食っての繰り返しである。

いつもお昼に寝てしまうので夜には目が覚めてしまう。

 

当時一番印象に残っているのは忘れもしない午前2時頃に目が覚めたときのこと。

炭酸飲料が飲みたくなった。

私は最寄りの自動販売機まで飲み物を買いに行こうと思い

寝汗でぐっしょり濡れた体を起こした。

2階から降りてリビングでまだ起きている父にちょっと飲み物を買ってくると言い残し

私は家を出た。その時の父のやばい奴を見る目は今でも忘れられない。

父よ、それが息子に向ける目か。

ぶかぶかのスリッパをぺたぺた鳴らしながら歩道を歩く。

こんな時間なのに街頭はまだついているんだなと思った覚えがある。

やけに白くまぶしかった。

自動販売機についた。

こういう状態の時はエナジードリンクはよろしくないので私はコーラを買った。

ガコンッ

コーラを自販機から取り出すときにふと帰りの道をみた。

街頭が規則正しく並び奥に行くにつれて暗くなっているのが見えた。

地獄ってこんな感じなのだろうか。

私はどこで何をしてても居心地がいい場所はなかった。

ただひたすら気持ち悪いし、どこにいても楽にならない。

ベッドで寝ても、リビングにいても、庭で日向ぼっこをしても

元の健康的な状態には戻らないのである。

何をしても改善しない状態は死ぬより圧倒的に生きる方のがつらく感じさせる。

なんだかそんなことを考えていると家に帰るのもばからしくなってくる。

私は買ったコーラをグビっと飲んだ。

シュワシュワが喉を刺激する。この刺激が生きていることを実感した。

そこから先はぼんやりしか覚えていないが家に帰ってそのまま寝たと思われる。

次の日起きたときには机の上に半分だけ中身が残ったコーラが置いてあった。

 

4年後の今、当時何も感じない何も楽しくなかった私は

 

スプラトゥーンでひたすら芋って敵を倒すことに生きがい感じている。

 

 

地獄の鬼よりこざかしい畜生の極みと化していた

ふひへへへ、また一人やってやったと小悪党のような笑いをするのが日課になりつつある。

妻にそんなことして楽しい?と聞かれたので「今人生で一番楽しい!」と言ってやった。

4年前は本気で”楽しい”なんてことが言えなかったのにずいぶん元気になったなと思った今日でした。

 

まぁこんな感じで今の私は人生楽しんでいるので人間何があっても生きてみるものだなと思う。

 

それでは また明日