私の居場所
当時大学生だった頃近くのコンビニでバイトをしていた。
田舎のコンビニなので決して給料は高くなかったのだが、人が良かったので結局自分が卒業するまでそこにお世話になった。
夜勤に入ったり、平日の隙間を縫ってシフトに入ったりと大変だったけど
初めてお金を稼ぐ経験をした思い出の場所である。
同じく大学生の頃研究室に配属されたときに割と新しめの研究室で1年を過ごした。
最初は仲良くやっていけるか不安だった同期とは今でも仲良くしている。
研究室では文句を言いながら研究している同期の横で単位に追われながら私が勉強しているというなんとも言えない空間は今思うと笑えてくる。
同じく大学生の頃、軽音学部の部室に入り浸っていた。
私の学校では練習室と部室は別になっており
練習前になると決まってバンドメンバーが部室にたむろしていた。
くだらない話から真面目な話まで時にはゲームをしたりなんかして時間をつぶしていたり、時に先輩たちが弾く生音のギターやベースをみとれていたり、この時間がいつまでも続けばいいのになと思った。
あの時のバイト先、あの時の研究室、あの時の部室。
6年ちょっと経ったが今ではすべてなくなってしまった。
バイト先は経営難でつぶれてしまい
研究室は大人の事情でなくなってしまい。
部室には当たり前だが当時の先輩たちはいなくなり
自分たちの後輩も全員卒業してしまった。
人は変わるように環境も変わる。
当たり前のことである。
当たり前だがその事実を呑み込めない自分もいる。
時が流れて人生のステージが変わると同時に自分の居場所がこうやっていなくなっていくのだなと思った。
病んでいた頃はこんなことを深く考えて落ち込んでいたなと思い出していたのだが、
今でも「居場所」というものに固執している自分がいる。
もしかしたら、はてなblogを始めたのは自分の新しい居場所が欲しかったからかもしれない。
ここだけでなく職場や家族というあの頃になかった居場所も大切にしていこう。
それではまた明日。