みかんを食えば、救われる。
私の地元には全国的に知られている結構”有名な場所”がある。
地元の名前を言えば「ああ、〇〇があるところだよね」と間違いなく言われる。
むしろ私も地元の話をするときはそれから話を広げているほどだ。
地元は何もないけど唯一それが誇れるところ。
それ以外は何もない。
ほんとに
何もない
あるのは田んぼとパチンコ屋だけ。
地元に残った友人たちはやることがなさ過ぎて必ずパチンコにはまる。
「俺は絶対パチンコなんかしない!」と言っていた真面目な友達も今では
どこにいってもパチンコ屋を探すほどのパチンカーになってしまった。
仕事の関係で私の地元に引っ越してきた友人はやることがなさ過ぎて
「ここは地獄か?」と嘆いていた。
そこが地獄なら私は鬼の子か?
おまえが積み上げた石蹴っ飛ばすぞ?
といった感じで何にもないゆえに”有名な場所”がより際立つのだが地元民の私は王道すぎてそこを勧めない。
私が地元に来た人に勧めるとしたら昔ブログでも書いた天一ともう一つは小さいみかん直売店に行くのを勧める。
その直売店は”有名な場所”の近くにひっそりとあり、小さな小屋で駐車場のような空き地があるだけでぱっと見お店がやっているようには見えない。
私も去年に一度行ったことがあるのだが店内はコンテナに入ったいっぱいのみかんがずらっと並んでおりおばさま方がみかんを売っている。
買う時にはコンテナからがばっとみかんを取り出し袋にこれでもかというくらい詰め込んでみなキロ単位で買っていく。
すごく昭和な商売スタイルなのだ。
何より大小種類も多くどれも甘くておいしい。食べたみかんはどれもはずれがない。
私の家に行くと大抵そこから買ってきたみかんが置いてあり毎回食べている。
昨日も買ってきてもらったみかんをもらって今食べている。
やっぱり私の地元みたいに地元民しか知らない秘密のスポットや秘密のグルメはあるんだろうなとみかんを食べながらぼんやり思う 今日でした。
それでは また明日。