私は大学生時代バンドをしていた。
高校までずっとサッカー少年だった私がいきなりバンドをしたものだから
音楽のなんてずぶの素人だった。
そんな私だから先輩や同期に教えてもらうバンドはどれも新鮮で
毎日が楽しかった。
SIM
ハイスタ
RHCP
アルカラ
Mr BIG
SIAM SHADE etc
当時の邦楽マイナーバンドから洋楽のビックバンドまでいろんなバンドを初めて知った。
勧めてもらったり先輩がコピーしていたのを聴いて覚えたりしたのだ。
そんな中私はエモ・スクリーモバンドにはまった。
エモ・スクリーモは1990年代から2000年代にかけてブームになったジャンルで
Saosin
を私はよく聴いていた。
最近でもアメリカではエモブームが再熱して
当時のエモバンドが集結した「WHEN WE WERE YOUNG Fest」ではチケット販売直後即完売した。
曲の特徴としては疾走感があるバンドサウンドに哀愁のあるメロディと情緒なボーカルを乗せるスタイルの曲である。
どちらかというとすっごくキラキラした曲というよりは明るい中にもどこか寂し気な雰囲気があるのが特徴で
そんな楽曲たちが少し病んでいた私の心をつかみ大学を卒業するまで離さなかった。
エモスクリーモを聴き始めるきっかけとなったのは
My Chemical Romanceの I‘m not Okayである。
疾走感がある中にボーカルの今にも泣きそうなけども力強い歌が耳から離れなかった。
最初に聴いたのは学校帰りの駅のホームでyoutubeのPVをずっとリピートしていた。
こんな曲があるのかと衝撃を受けたのを今日ふと思い出した。
今では新しい曲に触れる機会がめっきり減りバンドに対する熱が昔に比べると皆無に近い。
またあの頃に戻れればなと思う今日でした。