今日は関連会社の発表会があった。
”発表会”というおこちゃまな名前ではないのだが身バレを防ぐために具体的な名前はあるがあえてぼかして書いておく。
簡単に言うと
日ごろの業務をパワーポイントにまとめて発表してどの発表内容が良いか競う大会のようなものである。
関連会社の発表を聞けるのは初めてで、
私も業務の合間をぬって参加した。
今日発表した関連会社の印象は業務の都合上あまりよくはない。
打ち合わせの時とかも時たまバチバチする場面があるので聞いているときの私は少し斜に構えていた。
内容はどれも大した内容ではなかった。
あ~これくらいならうちでもできるなーとか
たまたまあったことをあたかも工夫した体で発表してるだけじゃんとか
拍子抜けしたというのが私の最初の感想だった。
しかし資料の躍動感や、数値的なやり切った感はとても伝わり
資料の見せ方ひとつで大した内容ではなくても何か成し遂げたように見えるものだなと感心した。
これはどこでも通じることである。
例えば面接でも、大した実績や経験を残していなくても
話し方や言葉の使い方ひとつでよく聞こえるものである。
はたまた見た目の話でいうとちょっと顔がいまいちの人でも髪型や立ち振る舞い、服装一つでモテる。
今日のような見た目がよく内容が微妙な資料を見せられるシチュエーションはいうなればパッとしない顔の雰囲気イケメンに口説かれている感覚なのではなかろうか?
(私は男なのでそんな場面に遭遇したことはないのでしらんが…)
そう考えると今まで女の子に振り向いてもらえず何とか雰囲気イケメンになろうとした私は関連会社の人たちにの発表に感情移入してしまった。
彼らは大した内容ではないにしろ資料をわかりやすく、時にはアニメーションや動画を使うなどして工夫している。
台本もしっかり読んで練習したのだろう聞き苦しいところが一つもない。
ああ、気持ちはわかる。
元が悪いとせめて外側だけはどうにかしたいよな。
私も普段履き慣れないブーツをはき、ファッションセンスがある先輩に教えてもらいながら流行りの服をたくさん買ってイケメンっぽいの雰囲気をだした。
髪型は月1で美容院に通い少しでも清潔感が出るように気をつけた。
香水もかった。
彼らの資料は少しでも女の子に振り向ていもらいたくて少し背伸びをしている昔の自分のようだった。
私は彼らの資料づくりに共感し感銘を受け
発表が終わった後同士たちにむけて小さく拍手をしたのだった。
それでは また明日