自分の人生をよりよくするために
考える時間をもうけ、決断する事はとても大切なことだと私は思う。
しかし時には決断しない方がよい時もあるとも私は思う。
それは心の調子がすぐれない時である
そんな時に下した判断でよかったためしは経験上もないし
話にも聞いたことがない。
知り合いでも心の調子が悪い時に思いの丈をぶつけて友人仲が悪くなり孤立した悲惨な状況になったのをみたことがある。
心の調子がすぐれない時に自分の思いのたけを他人にぶつけることは
私は絶対にしてはいけないと思う。
それは自分の意志ではない。
しかし発した言葉はのちに一生引きずる。
なのでそんな時は心も体も休めることが先決である。
ではそんな時はどうすればいいのか。
私は「他事を集中して考えないこと」が一つの答えだと思う。
私は心が病んだ時期があった。
一人で部屋にこもっていていると頭の中がいっぱいになるので
そんな時私は車を走らせる。
目的地は私の実家。
高速道路を使えば1時間もかからずに行けるが、なるべくお金を使わず時間をかけての下道をだらだらと走るのをお勧めする。
ラジオのどうでもいい話を聞きながら実家まで2時間かけて走ることが頭の休息になる。
自分は歌うことが好きだがこの時ばかりは車内で歌うのを止めている。
心が乱れたときは歌も乱れる。
ただ運転に集中してひたすら目的地を目指すのである。
この実家までの道中のように何も考えずに自分の決まった道を進むのがどんなに楽か。
自分の人生になぜカーナビがついていないんだろう。
誰でもいいから自分がやるべきことを指示してくれ。
なんてことを思っていたのが4年前。
今では周りのサポートのおかげで自分の人生をちゃんと考えれるほどの
気力と体力、心の健康を取り戻した。
本当に感謝である。
今日は実家に妻と帰る用事があった。
昼下がり、昔はそんな思い悩む時期があったなとふと思いながら。
私は高速道路の上を颯爽と走った。
それではまた明日